内海忠勝(読み)ウツミ タダカツ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「内海忠勝」の解説

内海 忠勝
ウツミ タダカツ


肩書
内相,貴院議員(勅選)

旧名・旧姓
旧姓=吉田

別名
通称=義助 豪助 精一

生年月日
天保14年8月19日(1843年)

出生地
周防国吉敷郡吉敷村(山口県山口市)

経歴
文久3年宣徳隊結成に参加。元治元年奇兵隊に入り、禁門の変に敗れた。慶応2年幕府の征長軍を破った。同年8月蘭学校に入学。明治3年大参事を経て、4年特命全権大使岩倉具視に従って欧州巡遊、6年帰国。長崎、兵庫、神奈川各県、大阪、京都各府知事などを務め、地方官として多くの功績をあげた。32年勅選貴院議員、ついで会計検査院長を経て、34年第1次桂内閣の内相。33年男爵

受賞
勲一等大綬章〔明治35年〕

没年月日
明治38年1月20日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「内海忠勝」の解説

内海 忠勝
ウツミ タダカツ

江戸時代末期・明治期の政治家,男爵 内相;貴院議員(勅選)。



生年
天保14年8月19日(1843年)

没年
明治38(1905)年1月20日

出生地
周防国吉敷郡吉敷村(山口県山口市)

旧姓(旧名)
吉田

別名
通称=義助,豪助,精一

主な受賞名〔年〕
勲一等大綬章〔明治35年〕

経歴
文久3年宣徳隊結成に参加。元治元年奇兵隊に入り、禁門の変に敗れた。慶応2年幕府の征長軍を破った。同年8月蘭学校に入学。明治3年大参事を経て、4年特命全権大使岩倉具視に従って欧州巡遊、6年帰国。長崎、兵庫、神奈川各県、大阪、京都各府知事などを務め、地方官として多くの功績をあげた。32年勅選貴院議員、ついで会計検査院長を経て、34年第1次桂内閣の内相。33年男爵。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「内海忠勝」の解説

内海忠勝 うつみ-ただかつ

1843-1905 明治時代官僚
天保(てんぽう)14年8月19日生まれ。もと長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩吉敷(よしき)毛利家の家臣で,奇兵隊などで活動。明治4年岩倉遣外使節の随員。長野県,神奈川県,大阪府,京都府などの知事をつとめ,34年第1次桂内閣の内相となった。明治38年1月20日死去。63歳。本姓は吉田。通称は精一。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「内海忠勝」の解説

内海 忠勝 (うつみ ただかつ)

生年月日:1843年8月19日
江戸時代;明治時代の政治家;萩藩士。貴族院議員;内相
1905年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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