デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「円一」の解説 円一(2) えんいち 1848-1868 幕末の尊攘(そんじょう)運動家。嘉永(かえい)元年生まれ。越後(えちご)(新潟県)寺泊(てらどまり)の真宗仏光寺派聖徳寺の僧。慶応4年京都で奥羽鎮撫副総督沢為量(ためかず)の知遇をえて戊辰(ぼしん)戦争に従軍。長門(ながと)(山口県)の桂太郎の隊にはいり,出羽(でわ)角間川(秋田県)で同年8月14日戦死。21歳。俗姓は窪沢。通称は大内蔵。変名は野崎。 円一(1) えんいち ?-? 鎌倉時代の僧。律宗。京都の泉涌寺と戒光寺でまなび,ついで東大寺戒壇院の円照(1221-77)に師事。のち郷里の伊勢(いせ)(三重県)にかえり寺をたて,戒律をひろめた。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例