剥沸石(読み)はくふっせき(その他表記)epistilbite

日本大百科全書(ニッポニカ) 「剥沸石」の意味・わかりやすい解説

剥沸石
はくふっせき
epistilbite

沸石一種封筒に似た外観の板柱状結晶をすることが多沸石い。双晶により斜方晶系のようにみえることがある。安山岩玄武岩、玄武岩質凝灰岩やそれらの変質した岩石中に濁(だく)沸石、菱(りょう)沸石、束(そく)沸石、輝(き)沸石などと産する。また花崗斑(かこうはん)岩の空隙(くうげき)中にもみられる。英名は、種々の性質が束沸石に似ていることから、近いという意味のギリシア語epiを接頭語として束沸石stilbiteに加えられた。

松原 聰]


剥沸石(データノート)
はくふっせきでーたのーと

剥沸石
 英名    epistilbite
 化学式   Ca3Al6Si18O48・16H2O
 少量成分  Na
 結晶系   単斜
 硬度    4
 比重    2.3
 色     無,白,橙
 光沢    ガラス
 条痕    白
 劈開    一方向に完全
       (「劈開」の項目参照

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む