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力率 りきりつ power factor

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

力率
りきりつ
power factor

交流回路での有効電力皮相電力の比。電圧,電流の実効値をそれぞれ VI ,その間の位相差をθとすれば,有効電力は VI cos θ 。皮相電力は VI であるから,力率は cos θ である。θを力率角という。

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デジタル大辞泉の解説

りき‐りつ【力率】

交流回路における実効電力の皮相電力電圧電流の積)に対する比。交流回路では電圧と電流に位相差があり、その余弦の値に等しい。実効電力は電圧・電流・力率の積となる。

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百科事典マイペディアの解説

力率【りきりつ】

交流の電圧の実効値をV(/e),電流の実効値をI(/e)とすると,電力PはV(/e)I(/e)cos Φとなる。このcos Φを力率といい,Φは電圧と電流の位相差。
→関連項目実効値

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世界大百科事典 第2版の解説

りきりつ【力率 power‐factor】

交流電力の効率に相当する量を力率と呼んでいる。直流の場合,抵抗に消費する電力は(電圧)×(電流)で表される。しかし交流電圧をコンデンサーコイルだけに加えたとき,交流電流は流れるが電力は消費しない。すなわち交流の場合,負荷に加える電圧と流れる電流の積(皮相電力)は,そのとき負荷で熱や仕事として消費する電力(有効電力)とは必ずしも一致しない。力率は, (力率)=(有効電力)/(皮相電力)として定義される。

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大辞林 第三版の解説

りきりつ【力率】

交流回路における電流と電圧の位相差の余弦で表される量。実効電流と実効電圧の積に力率を掛けたものが実効電力である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

力率
りきりつ
power factor

交流回路の有効電力と皮相電力との比。交流回路に抵抗器のほかにキャパシターキャパシタンスを生じるもの。おもにコンデンサー)やインダクターインダクタンスを生じるもの。おもにコイル)が含まれている場合、抵抗器を流れる電流は熱を発生して電気エネルギーを消費するのに対し、キャパシターやインダクターのなかでは、エネルギーは蓄積、放出を繰り返すだけで消費されない。したがって電圧と電流の積で表される量は有効な電力を表すものではなく、見かけの電力を表しているにすぎない。これを皮相電力とよんでいる。有効な電力(有効電力または単に電力という)は、一般に皮相電力より小さい。そこで有効電力と皮相電力との比を力率とよんでいる。力率は一般に1より小さいが、電圧と電流の位相があっているときは1になる。交流(正弦波)においては、電圧と電流の間の位相差をθ(シータ)ラジアンとすると、力率はcosθに等しい。割合を示す量なので、単位はない(無次元量)。百分率で示すとき、単位はパーセント(%)。[布施 正・吉澤昌純]

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世界大百科事典内の力率の言及

【電流】より

…交流の場合には電流,電圧の実効値(振幅の1/倍)をそれぞれI,Vとし,両者の位相差をφとすれば,平均の仕事率はIVcosφとなる。cosφを力率という。電力×時間を電力量というが,電力量は電気によって供給されたエネルギーを表し,W・s(J)で測られる。…

【電力】より

… 直流では電圧,電流とも一定であるから瞬時電力と有効電力は等しい。交流の場合,電圧,電流の実効値をV,I,電圧と電流の位相差をφとすると,有効電力はVIcosφで与えられcosφを力率という。交流ではさらにVIを皮相電力といい,VIsinφを無効電力と呼んでいる。…

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