コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

包丁(庖丁) ほうちょう

世界大百科事典 第2版の解説

ほうちょう【包丁(庖丁)】

料理用の刃物。本来は《荘子》に見える古代中国の名料理人の名で,転じて料理する人をいった。日本では〈料理すること〉をもいうようになり,料理する人を包丁人,包丁者,料理に使う刀を包丁刀と呼ぶ風を生じ,さらに包丁刀を略して包丁というようになった。包丁刀を単に包丁と呼んだ例は《今昔物語集》巻二十八に見られる〈鞘(さや)なる庖丁〉あたりが古く,それ以前は小刀短刀の意味で刀子(とうす)と呼んでいた。《延喜式内膳司の条下には,供御用の刀子として年間77枚が計上され,その中には〈蠣(かき)〉をむくためのもの10枚,〈鰒(あわび)〉を切るためのもの2枚も含まれていた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の包丁(庖丁)の言及

【青銅器】より

…青銅でつくられた利器,容器,道具。青銅器時代はもとより,鉄器時代以降も用いられている。ここでは,人類史上特にその著しい発達が見られた,ヨーロッパ,オリエント地域の青銅器時代から鉄器時代のもの,および中国殷・周時代のものを中心に述べる。
【ヨーロッパ,オリエント】
 東アジアの青銅器が祭祀具として発達したのにひきかえ,ヨーロッパや西アジアの青銅器は実用品が多い。銅や青銅などの初期の金属は,石にかわって斧,手斧(ちような),剣,短刀などの利器の素材として利用されたところから,銅器時代や青銅器時代を設定する根拠となった。…

※「包丁(庖丁)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

チームパシュート

スピードスケートや自転車競技の一。複数人でチームを組み、隊列を組んで一定の距離を走り、速さを競うもの。団体追い抜き競技。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android