日本歴史地名大系 「南方前池遺跡」の解説
南方前池遺跡
みなみがたまえいけいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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岡山県赤磐(あかいわ)市南方の丘陵斜面をせき止めた溜池(ためいけ)の底にある縄文時代晩期と弥生(やよい)時代の複合遺跡。県指定史跡。遺跡の下層には縄文晩期の土器が包含されるが、この層の上面から下方に掘り込まれた小竪穴(たてあな)10個が発見された。小竪穴は径約1メートルの円形で深さ70~130センチメートル、底丸で、内部にトチ、カシなどのドングリが大量にあり、上部には木を渡して樹皮や木の葉や網代(あじろ)で覆い、さらに粘土で密封した状態がみられた。縄文晩期の食物貯蔵の好例である。
[今井 尭]
『南方前池遺跡調査団編「岡山県山陽町南方前池遺跡」(『私たちの考古学』7号所収・1956・考古学研究会)』
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...