ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南相馬市」の意味・わかりやすい解説 南相馬〔市〕みなみそうま 福島県北東部,浜通り中北部にある市。阿武隈高地北東斜面を占め,太平洋に臨む。2006年原町市,小高町,鹿島町の 1市 2町が合体。小高には相馬氏の居城だった小高城址がある。近世には原町,鹿島,小高が陸前浜街道の宿場町として栄えた。中心市街地の原町は,1898年日本鉄道常磐線開通により発展。相馬郡,双葉郡の行政出先機関が集まる。精密機械,電子,パルプなどの工場が進出している。衣料品の製造も盛ん。周辺部には耕地が開け,米作と野菜栽培が行なわれる。北泉大磯,右田浜などの海水浴場やキャンプ場があり,夏は海水浴客でにぎわう。毎年夏に雲雀ヶ原で行なわれる相馬野馬追いは,国の重要無形民俗文化財に指定されており多くの観光客が訪れる。前方後方墳の桜井古墳,装飾横穴墓(→装飾古墳)の羽山横穴(はやまよこあな),真野古墳群,「大悲山の石仏」として知られる薬師堂石仏,阿弥陀堂石仏,観音堂石仏は国の史跡。旧武山家住宅は国の重要文化財に指定されている。JR常磐線,国道6号線が沿岸部を並走する。2011年,東北地方太平洋沖地震に伴う津波により大きな被害を受けた。面積 398.58km2。人口 5万9005(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「南相馬市」の解説 南相馬市みなみそうまし 2006年1月1日:原町市と相馬郡小高町・鹿島町が合併⇒【小高町】福島県:相馬郡⇒【鹿島町】福島県:相馬郡⇒【原町市】福島県 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by