精選版 日本国語大辞典 「原念斎」の意味・読み・例文・類語
はら‐ねんさい【原念斎】
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江戸中期の儒者。下総(しもうさ)国古河(こが)の出身。名は善(ぜん)、字(あざな)は公道(こうどう)。通称友之介、三右衛門。念斎は号。安永(あんえい)3年、唐津(からつ)藩儒から幕府の徒(かち)(下級武士)に転じた恭胤(きょういん)(1748―1793)の子として生まれる。母は秋田氏、祖父は雙桂(そうけい)(1718―1767)。山本北山(やまもとほくざん)に折衷学を学ぶ。父の跡を継いで徒組(かちぐみ)に出仕。一方、家塾を開き、のち昌平坂(しょうへいざか)学問所で修史事業に従った。文政(ぶんせい)3年3月19日没、47歳。江戸駒込(こまごめ)(東京都文京区)の曹洞(そうとう)宗洞泉寺(とうせんじ)に葬られる。著書に『先哲叢談(そうだん)』(1816)『史氏備考』などがある。
[三宅正彦 2016年6月20日]
(ロバート・キャンベル)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
…伝記。原念斎著。1816年(文化13)刊。…
※「原念斎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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