デジタル大辞泉
「原爆の子」の意味・読み・例文・類語
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原爆の子
げんばくのこ
さまざまな形で広島原爆を体験した子供たちの作文集。広島文理大学の学長であった教育学者の長田新(おさだあらた)の編集で、1951年(昭和26)に岩波書店より刊行。被爆時に4歳より中学生までの年齢にあった子供たちの見聞や体験を、その6年後につづらせた作文100余編を収める。純真な子供の筆であるだけに、つづられた内容は真率で、多くの読者を感動させ、平和への強い証言となっている。52年には、これを基にして新藤兼人(かねと)監督の手で映画化もされた。
[上笙一郎]
『長岡弘芳著『原爆文学史』(1973・風媒社)』
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