原爆の子(読み)ゲンバクノコ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

原爆の子

広島大教授だった故長田新さんが広島の子どもたちの被爆体験をつづった作文をまとめた。51年10月に出版され、故新藤兼人監督が52年に映画化。多くの外国語にも翻訳された。現在はワイド版岩波文庫(上下2巻)として販売されている。

(2013-08-10 朝日新聞 朝刊 広島1 1地方)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原爆の子
げんばくのこ

さまざまな形で広島原爆を体験した子供たちの作文集。広島文理大学の学長であった教育学者の長田新(おさだあらた)の編集で、1951年(昭和26)に岩波書店より刊行。被爆時に4歳より中学生までの年齢にあった子供たちの見聞や体験を、その6年後につづらせた作文100余編を収める。純真な子供の筆であるだけに、つづられた内容は真率で、多くの読者を感動させ、平和への強い証言となっている。52年には、これを基にして新藤兼人(かねと)監督の手で映画化もされた。[上笙一郎]
『長岡弘芳著『原爆文学史』(1973・風媒社)』

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