デジタル大辞泉 「受領職」の意味・読み・例文・類語 ずりょう‐しょく〔ズリヤウ‐〕【▽受領職】 近世、刀工などの職人で、実際の職業とは関係なく武蔵守・越前守などと国守を名のることを許された者。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「受領職」の意味・読み・例文・類語 じゅりょう‐しょくジュリャウ‥【受領職】 〘 名詞 〙 実際に国司として地方に赴任することがなく、受領という官名だけを許された者。また、刀鍛冶などの職人が武蔵守、肥後守などの官名を与えられることをいう。このほか、国司は従五位下が多かったことから、従五位下に任ぜられることもさすことがある。[初出の実例]「諸役御免(しょやくごめん)の受領職(ジュレウショク)」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)上) ずりょう‐しきズリャウ‥【受領職】 〘 名詞 〙 受領の権益。兼任、遙任の国守が任国から、また、知行国主が知行国から得る収益。その権利。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例