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口唇裂 コウシンレツ

デジタル大辞泉の解説

こうしん‐れつ【口唇裂】

顔面奇形の一。先天的に口唇が縦に裂けているもの。欠唇兎唇(としん)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典の解説

口唇裂

 →唇裂

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

こうしんれつ【口唇裂】

〘医〙 顔面裂奇形の一種。口唇の先天性破裂をいう。多くは上口唇の人中じんちゆうの側方唇裂で、兎唇としんともいわれる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

口唇裂
こうしんれつ

顔面の形態異常の一種で、先天的に口唇が破裂しているものをいう。兎唇(としん)、みつくち、いぐちなどとも俗称された。通常みられるのは上口唇裂であり、左側にみられるものが、右側および両側性のものよりも多い。ごくまれに下口唇に正中裂がみられる場合もある。しばしば歯槽裂(顎裂(がくれつ))や口蓋(こうがい)裂を合併する。口唇裂・口蓋裂児は、わが国では400~500人に1人の発生率であり、そのうち口唇裂のみられるものが約70%を占める。また口唇口蓋裂は男児に多いが、口唇裂単独のものは男女ほぼ同数である。原因については確たる定説がないが、遺伝因子と環境因子の双方が関与しているものと考えられ、環境因子としては、口蓋裂も含めて母体の栄養障害、副腎(ふくじん)皮質機能異常、放射線障害、風疹(ふうしん)ウイルス感染および羊膜の癒着など多くのものがあげられている。口唇裂は審美的に不良であるばかりではなく、哺乳(ほにゅう)障害をも招くので、口唇裂形成手術(兎唇手術)により、口唇の機能と形態の回復を図る。手術は一般に生後3か月前後から行われる。両側性口唇裂では、一側ずつ行う場合には、一側を生後3か月ごろ、他側を6か月ごろに行う。両側同時に行う場合には、生後5~6か月ごろに行う。麻酔は経口的挿管(そうかん)による気管内麻酔による。程度により術後の回復は異なり、二次的な再形成手術を必要とすることもある。[矢正之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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