コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

古津 ふるつ

2件 の用語解説(古津の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

古津【ふるつ】

近江国滋賀郡にあった津の名称。大津の古称。天智天皇近江大津宮の時代に要津(つまり大津)であったところ,672年の壬申(じんしん)の乱後に大津宮が廃されたため,古都の津となり,やがて古津と称されたのであろう。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ふるつ【古津】

現在の滋賀県大津の古称。794年(延暦13)桓武天皇平安京遷都にともない,古津を大津と改めた。古津は天智天皇の近江大津宮にあたり,新都平安京に接するので,昔の佳名大津にもどしたとする(《日本紀略》)。古津とは,大津宮が壬申の乱(672)で廃絶した後その名が失われ,古都の津であったことが地名として定着したのであろう。また古津荘は,780年(宝亀11)の《西大寺資財流記帳》によれば,768年(神護景雲2)西大寺に施入されたもので,荘家と墾田からなり,田園山野の範囲を示す荘園が作成されていた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の古津の言及

【大津[市]】より

…【井戸 庄三】
[歴史]
 667年の大津京遷都(近江大津宮)のころよりその地名がみえる。大津京が廃都となってのちは,古津(ふるつ)とも呼ばれたようで,794年(延暦13)の平安遷都直後には,古津の呼称を昔の大津に改めるべしという詔が発せられている。平安京遷都以後は,京都の東の外港として栄え,はやく《蜻蛉日記》はその殷賑(いんしん)の有様を描いて,〈いとものむつかしき屋ども〉が建ち並び,近辺の浜には〈湖面(うみづら)にならびてあつまりたる屋どものまへに,船どもをきしにならべよせつゝあるぞいとおかしき〉と記す。…

※「古津」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

古津の関連キーワード石山堅田志賀竜華会粟津柴屋町津の国滋賀の都滋賀山ビッシー

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

古津の関連情報