古記(読み)コキ

デジタル大辞泉 「古記」の意味・読み・例文・類語

こ‐き【古記】

昔のことを記した古い記録旧記

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精選版 日本国語大辞典 「古記」の意味・読み・例文・類語

こ‐き【古記】

  1. 〘 名詞 〙 昔の記録。古い記録。また、古いことを記した文書
    1. [初出の実例]「緬尋古記、淡海大津宮御宇皇帝、天縦聖君」(出典:続日本紀‐天平宝字元年(757)八月壬戌)
    2. [その他の文献]〔説苑‐立節〕

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日本歴史地名大系 「古記」の解説

古記
こき

三冊

写本 鹿児島大学附属図書館玉里文庫・東京大学史料編纂所

解説 著者・原本不明。上巻は寛永元年―延宝八年まで、中巻は天和元年―宝永四年まで、下巻は宝永五年―延享四年までの編年体の記録で、鹿児島藩庁や個人の日記などにより再編成したものである。藩主動向藩政行事風俗天候災害などを内容とする。「列朝制度」や「旧記雑録」にない事実の記載があり、江戸時代初期から中期の鹿児島藩の状況がうかがえる。

活字本 鹿児島市史三

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「古記」の読み・字形・画数・意味

【古記】こき

旧記。

字通「古」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の古記の言及

【大宝律令】より

…継受法である大宝律令が範としたものは,唐の永徽律令(えいきりつれい)(650制定,翌年施行)であったとみられている。 大宝律令そのものは今日残されていないが,その内容は9世紀に編纂された令の注釈書《令集解(りようのしゆうげ)》に引用されている〈古記〉(大宝令の注釈書)や,大宝律令が施行されていた時期の《続日本紀》の記事などによって,その大要を知ることができる。それによれば,第1に,律を刑罰法,令を教令法・行政法とすることや,天皇の権力を絶対的なものとして中央集権的統治を貫徹させることなどの,中国律令法の基本的理念はそのまま継承されている。…

【律令法】より

…すなわち,その年から翌年にかけて,藤原不比等(ふひと)をはじめとする編纂者たちは,明法博士(みようぼうはかせ)または令官(りようかん)として,分担して律令条文を講説し,また解釈を治定した。その後は専門学者が令師(りようし)として解釈の治定にあたったが,728年(神亀5)に大学のなかに律令学者の養成機関としての明法科が設けられると,律令の研究もさかんとなり,738年(天平10)ころには大宝令の私的注釈書〈古記〉が生まれた。ついで757年(天平宝字1)に養老律令が施行されたのを契機に,時の権力者藤原仲麻呂は新律令の講書を開催し,みずからも解釈の治定にあたっている。…

【令集解】より

…すなわちそれ以前に著された明法家個人の〈令私記〉は,それを著した本人の解釈を記述することに重点がおかれ,先行学説は,自説を補強するためか,あるいは批判の対象として引用されるのが通例であった。だが本書では,《令義解》の説をはじめ,〈古記云〉〈釈云〉などとして,これらの学説をそのまま引用し,直本の私見はきわめて控えめに加えられているにすぎない。このため時代別の令解釈学のありかたを知ることができ,今日研究者に本書が珍重される最大の理由となっている。…

※「古記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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