ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉武泰水」の意味・わかりやすい解説
吉武泰水
よしたけやすみ
建築学者,建築家。現国会議事堂の意匠を担当した吉武東里の長男として生れる。 1939年東京帝国大学建築学科卒業。同大学助教授 (1942) ,教授 (59) を経て,74年筑波大学副学長。以後,九州芸術工科大学,神戸芸術工科大学の学長を歴任。公共建築の計画,特に病院建築計画の権威として知られる。建築計画学という学問分野の設立と体系化に大きな功績があり,多くの建築計画研究者を育てた。作品に,茨城県立中央病院 (56) ,東大病院全体計画 (60) ,青山病院 (60) ,栃木ガンセンター (71) などがある。
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