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同期電動機(読み)どうきでんどうき(英語表記)synchronous motor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

同期電動機
どうきでんどうき
synchronous motor

三相交流による回転磁界と同期して回転する交流電動機。交流によって回転磁界をつくる固定子とその中で回転する磁極 (回転子) とから成る。この磁極が回転磁界に引かれて回る。一般に磁極は外部の直流電源によって励磁される電磁石が使われる。同期電動機の回転数は電源周波数と磁極の数によって決り,それ以外の回転数では回転力は0となり回転を続けることはできない。起動時の回転力が弱いので,磁極表面に起動巻線を設けて誘導電動機として起動する。同期速度に近づいたとき,界磁巻線に電流を流して磁極をつくると同期速度に引入れられる。速度を変える必要のない大容量の送風機,ポンプなどの運転に適している。回転子が凸極形であると直流励磁がなくとも回転力が発生して,同期電動機として働く。 (→反作用電動機 )  

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百科事典マイペディアの解説

同期電動機【どうきでんどうき】

交流電動機の一種。三相の巻線を巻いた電機子コイルに三相交流を接続,それの作る回転磁界の速度と同じ速度(同期速度)で回転する。回転子には界磁コイルがあり,これはスリップリングを通し直流でNS交互に励磁される。始動装置を必要とする。速度が一定で,力率がよい長所を利用し,送風機,ポンプ等に使用。

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世界大百科事典内の同期電動機の言及

【電動機】より

…直流電源に接続して運転される電動機を直流電動機といい,交流電源に接続して運転される電動機を交流電動機という。交流電動機には誘導電動機,同期電動機,交流整流子電動機の3種類があり,それぞれ単相,多相(通常は三相)の別がある。直流直巻電動機は電車の牽引用電動機として広く用いられているが,直列抵抗を入れて始動する代りに,直流チョッパー(サイリスターなどを用いて定電圧の直流から可変電圧の直流を得る装置)によって始動および速度制御を行う例が増えている。…

※「同期電動機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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