日本歴史地名大系 「名張陣屋町」の解説
名張陣屋町
なばりじんやまち
- 三重県:名張市
- 名張陣屋町
天正九年(一五八一)の伊賀の乱後、筒井定次が伊賀に入国し、上野を本拠とすると、名張与力に松倉重政が任ぜられ、
名張町は行政区画としては簗瀬村であった。古検によれば本高五〇一・七四六石、平高八一六・八八八石。寛延(一七四八―五一)頃の戸数五四〇、人口二千一四一であった(宗国史)。この人口は一般町人だけで、これに武家屋敷に住む御家中九四戸・七七七人(元禄一六年「万帳尾目録」武田家文書)を合せた約二千九〇〇人が簗瀬村の人口であった。貞享四年(一六八七)の「伊水温故」に榊町(上野口)・
元町には本藩の代官所のほか
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報