コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

和蕃公主 ワバンコウシュ

4件 の用語解説(和蕃公主の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

わばん‐こうしゅ【和×蕃公主】

中国の前漢代に、西域などに住む異民族の君主を懐柔するために嫁がせられた王族または皇族の女性。匈奴(きょうど)に嫁した王昭君が有名。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

わばんこうしゅ【和蕃公主 Hé fān gōng zhǔ】

中国史上,周辺の外族を懐柔するため降嫁させられた王族女子。公主はプリンセスの意。前漢代に烏孫王に遣わされた細君以下,北周から突厥(とつくつ)可汗に送られた千金公主(のち隋の大義公主),唐初吐蕃のソンツェン・ガンポに嫁した文成公主等が名高い。中国側の武力的劣勢をカバーするため遊牧諸族の意向を受け入れ降嫁したもので,王族といっても疎遠なものや養女の場合もあった。しかしこれが漢文化浸透の契機となった点も看過しえない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

わばんこうしゅ【和蕃公主】

中国、前漢・唐代に、政略上、漠北や西域に嫁がされた王族や後宮の女性。王昭君が有名。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

和蕃公主
わばんこうしゅ

政略上、異民族の君長に嫁いだ中国の公主。公主とは天子の娘または皇族の女子をさす。王昭君(匈奴(きょうど))、細君(さいくん)・解憂(かいゆう)公主(烏孫(うそん))、義成公主(突厥(とっけつ))、文成公主(吐蕃(とばん))、寧国(ねいこく)公主・咸安(かんあん)公主・大和公主(以上ウイグル)などがある。和蕃公主は異民族の間へ中国文化を浸透させるうえで大きな役割を果たした。突厥碑文でハガンの妻妾(さいしょう)・娘などをクンチュイqunchuyと称するのは、公主の語がなまったものである。[護 雅夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

和蕃公主の関連キーワード郷士左国史漢則天武后懐柔外族降嫁戎夷臣籍降嫁にこぽんこまず・ける

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone