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有蹄類 ゆうているいungulate

翻訳|ungulate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有蹄類
ゆうているい
ungulate

四肢の指の (ひづめ) になっている哺乳類をさし,奇蹄類偶蹄類がこれに含まれる。地上性の草食動物で,歩行は,四肢の指先を地面につけて歩行する指行性である。一般に奇蹄類は第3指 (中指) を中心に体重がかかり,指数が1,3本という奇数になっており,ウマ,バク,サイの類がこれに含まれる。一方,偶蹄類は体重が第3,4指にかかり,指数は2,4本という偶数になっている。イノシシ,カバ,ラクダ,キリン,ウシの類がこれに含まれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆうているい【有蹄類 ungulates】

ひづめ(蹄)をもつ草食獣とそれに近縁の哺乳類の総称。狭義には奇蹄類偶蹄類だけを指すが,広義には絶滅した踝節(かせつ)類から分かれ出たと推定される長鼻類ハイラックス類,カイギュウ(海牛)類,管歯類をも含める。管歯類以外はすべて植物食で,臼状の臼歯(きゆうし)をもつ。カイギュウ類を除けば前・後足のつま先で歩き,一般に四肢,とくにその下部が長く,走るのに適応している。一般に前・後足の指のうち,短くて地に着かないものは退化し,つめが靴状のひづめに変化したものが多い。

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大辞林 第三版の解説

ゆうているい【有蹄類】

足の先に角質の蹄ひづめをもつ哺乳類の総称。代表的なものにウマ・カバなど奇蹄目とウシ・ブタなどの偶蹄目がある。いずれも大形の獣で、草食性のものが多い。このほか、管歯目(ツチブタ)・長鼻目(ゾウ・マンモスなど)・イワダヌキ目(ハイラックスなど)・海牛目(ジュゴン・マナティーなど)を含む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有蹄類
ゆうているい
ungulates

ひづめをもった哺乳(ほにゅう)類の俗称で、奇蹄類と偶蹄類を含む。地上を走るのに適応した大形草食獣で、中手・中足骨が長く、第1指を欠き、臼歯(きゅうし)列が長い。古くは奇蹄類、偶蹄類のほか、原蹄上目に属する長鼻類、ハイラックス類、絶滅した顆節(かせつ)類、南蹄類などをも含めて有蹄目としたが、系統的には管歯類、海牛類、絶滅した束歯類、全歯類、クマイヌ類などをもこれに含める必要があるため、この分類は現在では用いられていない。[今泉吉典]

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