嘆息(読み)タンソク

デジタル大辞泉 「嘆息」の意味・読み・例文・類語

たん‐そく【嘆息/×歎息】

[名](スル)悲しんだりがっかりしたりして、ため息をつくこと。また、そのため息。「―をもらす」「不運をかこって―する」
[類語]ため息吐息嘆く悲しむ愁えるかこたんずる悲嘆愁嘆痛嘆嗟嘆さたん長嘆青息吐息虫の息

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精選版 日本国語大辞典 「嘆息」の意味・読み・例文・類語

たん‐そく【嘆息・歎息】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「たんぞく」とも ) なげいてためいきをつくこと。非常になげくこと。
    1. [初出の実例]「眠疲也嘯倦、歎息而鳴慨」(出典:菅家文草(900頃)四・苦日長)
    2. 「三十年おそく生れて、汝と同じく学ばざる事よとて、歎息せられしとぞ」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一四五)
    3. [その他の文献]〔礼記‐祭義〕

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普及版 字通 「嘆息」の読み・字形・画数・意味

【嘆息】たんそく

なげく。ためいきをする。唐・李白古風、五十九首、十二〕詩 風、六合(りくがふ)に灑(そそ)ぎ 然(ばくぜん)として攀(よ)づべからず 我をして長く息し 巖石のに冥棲せしむ

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