デジタル大辞泉
「憂える」の意味・読み・例文・類語
うれ・える〔うれへる〕【憂える/愁える/▽患える】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うれ・えるうれへる【憂・愁・患】
- 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
[ 文語形 ]うれ・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 - ① 不満や苦しみ、悲しみなどを人に嘆き告げる。事情を訴えて願う。愁訴する。嘆願する。
- [初出の実例]「片恋は苦しきものとみごもりの神にうれへて知らせてしがな」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)四)
- 「宿直所(とのゐどころ)ゆづり給ひてんやと中将にうれへ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)藤裏葉)
- ② 心をいためる。心をなやます。
- (イ) 困った状態であることを悲しみ嘆く。つらく思う。
- [初出の実例]「他心を安慰して、憂(ウレヘ)怖(おそ)るることを離るるが故に」(出典:大乗阿毗達磨雑集論平安初期点(800頃)一二)
- (ロ) よくない事態になりはしないかと心配する。気づかう。
- [初出の実例]「悦を以て民を使ひたまはば、水火に憚(よ)らず、国の難(わさはひ)を恤(ウレヘ)む」(出典:日本書紀(720)敏達一二年一〇月(前田本訓))
- 「今の学者は政府を咎めずして衆論の非を憂ふべきなり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉二)
- ③ 病気にかかる。わずらう。
- [初出の実例]「或は眼を痛み〈略〉或は肩膊を痛むことを患(ウレヘ)む」(出典:不空羂索神呪心経寛徳二年点(1045))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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