憂える(読み)ウレエル

デジタル大辞泉 「憂える」の意味・読み・例文・類語

うれ・える〔うれへる〕【憂える/愁える/患える】

[動ア下一][文]うれ・ふ[ハ下二]
よくないことになるのではないかと心配する。心を痛める。また、嘆き悲しむ。「日本将来を―・える」
心の苦しみを人に訴える。自分の嘆きを人に告げる。
春秋の暮らしがたさなども、誰にかは―・へ給はむと」〈蓬生
病に苦しむ。患う。
「この人、昔は身の病を―・へき」〈今昔・七・二五〉
[類語]悲しむかこたんずる悲嘆する愁嘆する痛嘆する嗟嘆さたんする嘆息する長嘆する案じる恐れる心配嘆く気にする気にかける気を気に病む胸を痛める危惧きぐする危懼きくする懸念する気づかう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android