嗟嘆(読み)サタン

デジタル大辞泉 「嗟嘆」の意味・読み・例文・類語

さ‐たん【×嗟嘆/××歎】

[名](スル)
なげくこと。「才能のなさに―するばかりだ」
非常に感心して褒めること。嘆賞。「名演技に―の声があがる」
[類語]悲しみ傷心痛哭哀傷感傷慨嘆嘆き嘆き明かす嘆き悲しむ嘆く悲しむ愁えるかこたんずる悲嘆する愁嘆する痛嘆する嘆息する長嘆する

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精選版 日本国語大辞典 「嗟嘆」の意味・読み・例文・類語

さ‐たん【嗟嘆・嗟歎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 感じいってほめること。感心してほめること。
    1. [初出の実例]「何由慮之、惟以人無賢愚、世無古今咸悉嗟歎」(出典万葉集(8C後)五・沈痾自哀文)
    2. 「また、おなじき文に、嗟嘆するにたへざれば詠歌すといへるも」(出典:筑波問答(1357‐72頃))
    3. [その他の文献]〔漢書‐趙充国伝〕
  3. なげくこと。
    1. [初出の実例]「厳父国香が舎宅は皆悉く殄(ほろ)び滅し、其の身も死ぬる者なり、逈(はるか)に此の由を聆(き)きて心中に嗟嘆す」(出典:将門記(940頃か))

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