嘆ずる(読み)タンズル

デジタル大辞泉 「嘆ずる」の意味・読み・例文・類語

たん・ずる【嘆ずる/×歎ずる】

[動サ変][文]たん・ず[サ変]
なげかわしく思う。また、なげき、いきどおる。慨嘆する。「運命皮肉を―・ずる」
感心する。感嘆する。「旋律の美しさに―・ずる」
[類語]悲しみ傷心痛哭哀傷感傷慨嘆嘆き嘆き明かす嘆き悲しむ嘆く託つ悲しむ愁える悲嘆する愁嘆する痛嘆する嗟嘆さたんする嘆息する長嘆する

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精選版 日本国語大辞典 「嘆ずる」の意味・読み・例文・類語

たん‐・ずる【嘆・歎】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]たん・ず 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. なげく。うれいかなしむ。また、なげき憤る。
    1. [初出の実例]「先づ書をうちおいて、嘆するぞ」(出典:史記抄(1477)一六)
    2. 「義経その身の薄命を嘆(タン)ずるのあまり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)残)
  3. ほめる。感心する。賛嘆する。
    1. [初出の実例]「このときに、疲極の衆、こころおほきに歓喜して、未曾有なりと歎(タン)(〈注〉ホム)す」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)

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