(読み)フン

デジタル大辞泉 「噴」の意味・読み・例文・類語

ふん【噴】[漢字項目]

常用漢字] [音]フン(慣) [訓]ふく
内部から外にふき出す。「噴煙噴火噴射噴出噴水噴霧器自噴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「噴」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 15画

(旧字)
16画

[字音] フンホン
[字訓] いかる・いきどおる・はく・ふく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ふん)。はもと(ひ)に従う字で、は華の形。中にある生命が、外にはげしくあらわれる意がある。〔説文二上に「(いか)るなり」、また「一に曰く、を鼓(な)らすなり」とあり、はげしく気をふき出すことをいい、そのときの擬声的な語である。勢いよくふき出すもので、噴出・噴飯のようにいう。

[訓義]
1. いかる、しかる。
2. はく、ふく、はなひる、はなをならす、くさみ。
3. 憤と通じ、いきどおる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 なり、志太宇豆(したうつ)。なり、波奈打(はなうつ)〔名義抄 ハナヒル 〔立〕 ハナヒル・フク・ハク・フフク

[熟語]
噴煙・噴火・噴激噴壺・噴香・噴水噴雪・噴泉・噴漱・噴嚏・噴騰・噴噴発・噴飯・噴鼻・噴沸・噴噴・噴勃・噴沫噴霧噴門
[下接語]
咽噴・鯨噴・香噴・貪噴・跳噴・嚏噴・馬噴・奔噴・竜噴

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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