四象(読み)シショウ

デジタル大辞泉 「四象」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四象】

4種の姿かたち天体の、日・月・星・辰。
易学で、少陽(春)・太陽(夏)・少陰(秋)・太陰(冬)。
地中の、水・火・土・石。

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精選版 日本国語大辞典 「四象」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう‥シャウ【四象】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 易で、八卦を生ずる前にあらわれる四つの象(かたち)。何を指すかについては、四時(呉の虞飜)、金木水火(唐の孔穎達)、陰陽剛柔(宋の邵雍)、陰と陽との組合わせ、すなわち(宋の朱熹)などの諸説がある。
    1. [初出の実例]「金木水火の四象に加四維八卦也」(出典:土井本周易抄(1477)一)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕
  3. 天体の日・月・星・辰の総称。〔書言字考節用集(1717)〕
  4. 地中の水・火・土・石の総称。〔書言字考節用集(1717)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四象」の意味・わかりやすい解説

四象
ししょう
Si-xiang

中国,易の用語。『周易』の変化原理である陰,陽の4種のかたち。その象徴的意義について諸説があるが,要するに四季のように,陰,陽の盛衰を示すものであって,これがもとになって,八卦 (か) または六四卦ができる。

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占い用語集 「四象」の解説

四象

「易」の宇宙生成論で使われる概念易経繋辞伝によれば、「易に太極あり、是(これ)両義(りょうぎ)を生ず、両義、四象(ししょう)を生じ、四象、八卦(はっか)を生ず。」とある。

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