コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

国判 こくはん

3件 の用語解説(国判の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国判
こくはん

奈良,平安時代の私人の間の不動産の移動などに要した証拠手続の一つ。当事者より申請のあった場合,国司が関係書類に審査を加え,その趣旨の「明白」なることを連署して証明するもので,国印を添えるのが通例である。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

こくはん【国判】

奈良・平安時代、国司が文書に証明や承認の言葉を添えて行なった署名。また、その文書。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国判
こくはん

国司(こくし)の裁許を求めて提出された牒(ちょう)や解(げ)に国司が認可する旨の文言を記したもの。国判の構成は、認可の内容(本文)、日付、位署(いしょ)(署名)、国印(こくいん)からなるが、やがて日付や国印は省略されるようになる。9世紀以前では、土地の売買の際に、郡判(ぐんばん)、国判を得る必要があり、10世紀以降では、諸院宮家、諸寺社が所領田畑の立券(りっけん)あるいは所当官物(しょとうかんもつ)、臨時雑役(ぞうやく)の免除を得るため、国判を求めた例が多い。国判の位置は、11世紀中ごろまでは牒、解の奥(左端)に、以後は裏または袖(そで)(右端)に加えた。[富田正弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の国判の言及

【証判】より

…これに対して例えば京職などは,その文書の奥に署判を加え(のちには文言を入れたものもみられる),承認の意をあらわす。これらを職判,国判,郡判という。平安中・末期ごろからは,これらの文書は直接買得,譲与,施入を受けた人にあてられるようになり,特別な場合を除いて公権力による証判はみられなくなる。…

※「国判」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

国判の関連キーワード三不動滌除不動産登記不動産の日買取り保証重要事項の説明書仲介業者キャップレート Capitalization Rate虎玄王子不動産

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

国判の関連情報