国民生活安定緊急措置法(読み)こくみんせいかつあんていきんきゅうそちほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国民生活安定緊急措置法
こくみんせいかつあんていきんきゅうそちほう

昭和 48年法律 121号。この法律は 1973年末のいわゆる「石油危機」に際して制定されたものである。物価の高騰その他の日本の経済の異常な事態に対処するため,国民生活との関連性が高い物資および国民経済上重要な物資の価格および需給の調整などに関する緊急措置を定めている。特に指定物資のうち標準品目について標準価格を設定できるほか,政令で指定する一定の物資の生産,輸入,保管設備投資に対する指示や特定地域の供給不足に対する指示をすることができ,指示に違反する者には公表の措置がとられることと定められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の国民生活安定緊急措置法の言及

【課徴金】より

…これに対し,近年,狭義の課徴金とも言うべき種類の行政手段が法定され,注目をあびている。それは,1973年秋の石油危機時に物価沈静のために制定された国民生活安定緊急措置法でまず採用され,その後,独占禁止法の77年改正の際に,カルテル規制の補完手段として,独占禁止法にも盛り込まれた。国民生活安定緊急措置法上の課徴金は,主務大臣が定めた特定標準価格を上回る値段で,価格の安定をはかるべき物資として指定された生活関連物資を販売する者に対して課せられるもので,特定標準価格を上回って販売した額に相当する金銭の納付が命じられることになっている(11条)。…

※「国民生活安定緊急措置法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ゲーム障害

オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されていることを受け、世界保健機関(W...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android