国立作業場(読み)こくりつさぎょうじょう(英語表記)Atelier national

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国立作業場」の意味・わかりやすい解説

国立作業場
こくりつさぎょうじょう
Atelier national

1848年フランス第二共和政臨時政府によってパリに設立された作業場。小市民的社会主義者 L.ブランが主宰するリュクサンブール委員会の監督下にあった。しかし,これは失業対策のための土木工事を行うものにすぎなかったので,社会改革の要求は満たされず,一方,小土地所有者たる農民は次第に社会主義的方向に反感をいだきはじめ,こうした反動に直面したパリの労働者は 48年6月 23日から 26日にかけて蜂起 (→六月事件 ) したが,L.カベニャック将軍によって鎮圧された。

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旺文社世界史事典 三訂版 「国立作業場」の解説

国立作業場
こくりつさぎょうじょう
Ateliers Nationaux

1848年の二月革命後,フランスの臨時政府がつくった国営事業施設
ルイ=ブランら社会主義者の主張にもとづき,新しい労働組織の形成目的としたが,実際には,失業者救済の慈善的なものであった。運営経費がかさみ,かつ労働者層の進出を危惧した資本家・農民層の反対にあい,6月に廃止された。これに反発した労働者によって六月暴動発生

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百科事典マイペディア 「国立作業場」の意味・わかりやすい解説

国立作業場【こくりつさぎょうじょう】

アトリエ・ナシヨノー

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