土佐山(読み)とさやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「土佐山」の意味・わかりやすい解説

土佐山
とさやま

高知県中央部、土佐郡にあった旧村名(土佐山村(むら))。現在は、高知市(こうちし)北東部を占める一地域。2005年(平成17)、鏡(かがみ)村とともに高知市に編入。旧村域は、鏡川の源流域にあたる山間地帯で、近郊山村的性格が強い。狭小な河岸段丘を除けば平坦(へいたん)地に乏しい。林業への依存度が高く、用材ほかタケノコユズショウガなどを産する。北部工石山(くいしやま)(1177メートル)にはヒメシャラブナヒノキアケボノツツジシャクナゲアセビが自生し、工石山陣ヶ森県立自然公園区域となっている。

[正木久仁]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「土佐山」の意味・わかりやすい解説

土佐山
とさやま

高知県中部,高知市北部の旧村域。 1889年村制。 2005年高知市に編入。鏡川の源流域に開ける。山林大部分を占め,用材のほか,古くから薪炭,茶,タケノコの産地として知られた。南は北山県立自然公園に,北は工石山陣ヶ森県立自然公園に属する。東部の菖蒲には鍾乳洞がある。

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