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土塔 どとう

国指定史跡ガイドの解説

どとう【土塔】


大阪府堺市中区土塔町にある仏教施設の遺構。泉北丘陵南端の平野を望む場所に立地する。塔山とも呼ばれ、地名の由縁にもなっている。奈良時代の僧行基(ぎょうき)が創建した大野寺の13層の仏塔の跡といわれる。1辺53.1m、高さが8.6m以上のピラミッド形の塔で、土台となる基壇の上に方形が12層、円形の段が1層あり、その上部には多宝塔上層部のような建物があったと想定される。段は粘土塊を並べて積み重ね、その間に土を入れ、水平にして固め積み上げ、各層と前面は約6万枚ので葺いている。出土した瓦には、へら状の工具を用いて文字を記したものが1300点もあり、その大半には僧侶、豪族、一般庶民といったさまざまな階層の名が確認されている。最古の塔婆形式を継承し、類例が少なく、古代の文字資料がまとまって出土する遺跡は貴重なことから、1953年(昭和28)に国の史跡に指定され、2005年(平成17)に追加指定を受けた。5年間の復元整備が完了し、2009年(平成21)に創建当時の姿が再現された。南海電鉄高野線堺東駅から南海バス「土塔」下車、徒歩すぐ。

出典|講談社国指定史跡ガイドについて | 情報

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