地震津波(読み)ジシンツナミ

関連語 名詞 梶浦

精選版 日本国語大辞典 「地震津波」の意味・読み・例文・類語

じしん‐つなみヂシン‥【地震津波】

  1. 〘 名詞 〙 海底地震による地殻変動、海底火山爆発海底地すべりなどの原因によって海洋中の限られた区域から発し、四方に伝播する海の波のうち波長が非常に長いものをいう。〔現代術語辞典(1931)〕

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最新 地学事典 「地震津波」の解説

じしんつなみ
地震津波

tsunami caused by earthquake

地震に伴う急激な海底の地殻変動によって起こる水の波。波長が水深に比べてきわめて長く,波源での波高は鉛直の地殻変動量にほぼ等しい。海岸近くの浅所にくると急激に波高を増し陸上に溢れる。発生時の波の数は多くないが,伝搬途中に陸棚や海岸で重複反射して波の数を増し,海岸では大波が5~6波到達し,そのうち第2か第3波が最大になるのが普通。波の周期は数分から1時間程度まで。津波の規模mと地震の規模Mとの間にはほぼ線型の関係があり,M<7ではそれほど大きな津波は起こらない。しかし,まれには1896年の明治三陸津波のように,Mが小さいのに巨大な津波を発生することがあり,このような地震を津波地震と呼ぶ。17世紀以降,日本近海でm≧3の大津波は15回記録されている。日本近海以外で起こって日本沿岸に影響を及ぼす津波を遠地津波と呼び,特に南米チリ付近で起こる津波には注意を要する。海岸での津波の様相には,その海岸付近の局地的な地形が大きく影響する。特に湾水の振動周期と入射する津波周期とが似ていると共鳴によって湾奥波高が増大するし,また,短周期の大津波が小さな三角形湾に入ると収束効果によって波高が増し,湾奥では波の前面が険しく壁のようになることもある。遠浅海岸や河川内に大きな津波が襲来すると,波の先端が波長の短い波に分裂したり,段波状となることがある。現在では,地震断層モデルを出発点として津波の数値シミュレーションが広く行われている。

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参照項目:津波地震

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