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塩基性酸化物 えんきせいさんかぶつbasic oxide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩基性酸化物
えんきせいさんかぶつ
basic oxide

酸と反応してを生成する酸化物。水に溶けるものはその水溶液が塩基性を示す。一般に低い酸化数の金属酸化物は塩基性酸化物である。たとえば,水酸化カルシウム Ca(OH)2 の無水物とみなされる酸化カルシウム CaO は,典型的な塩基性酸化物である。水と作用すれば水酸化カルシウムとなり,塩酸と反応して塩化カルシウム CaCl2 をつくる。酸化物にはこのほかに,酸性酸化物両性酸化物,中性酸化物がある。

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デジタル大辞泉の解説

えんきせい‐さんかぶつ〔‐サンクワブツ〕【塩基性酸化物】

酸と反応して塩となる酸化物。酸化カルシウムなど、一般に金属の酸化物はこれに属する。

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百科事典マイペディアの解説

塩基性酸化物【えんきせいさんかぶつ】

水と反応して塩基となり,酸と反応して塩(えん)となる酸化物。一般に金属の酸化物(Na2O,CaOなど)は塩基性酸化物。
→関連項目酸化物両性酸化物

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大辞林 第三版の解説

えんきせいさんかぶつ【塩基性酸化物】

酸と反応して塩をつくる酸化物。水と反応すれば水酸化物を生じる。多くの金属の酸化物はこれに属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩基性酸化物
えんきせいさんかぶつ
basic oxide

酸化物のうち塩基性であるものをいい、一般に水と反応すると塩基となり、酸と反応すれば塩を生ずる。金属とくに陽性の大きい非遷移元素あるいは低原子価状態の遷移金属元素の酸化物がそうである。たとえば、カルシウムの酸化物である酸化カルシウムCaOは典型的な塩基性酸化物であり、水と反応すると塩基である水酸化カルシウムCa(OH)2となり、酸たとえば塩酸と反応すると塩である塩化カルシウムCaCl2をつくる。[中原勝儼]

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世界大百科事典内の塩基性酸化物の言及

【酸化物】より

…したがって,これらは酸性酸化物acidic oxideといっている。また逆に電気陰性度がきわめて低く,電気陽性の高い,すなわち周期表左下方の金属元素の酸化物ではO2-を含むイオン結晶をつくりやすく,たとえば酸化ナトリウムNa2Oや酸化カルシウムCaOでは,水に溶かすと強い塩基性を示すので塩基性酸化物basic oxideといっている。これらに対し上記のような非金属元素と金属元素との中間にある元素では,非金属元素でも電気陰性度が低くなり,金属性が増すと,その酸化物は単分子からなるよりも巨大分子をつくりやすくなり(水に難溶性となる),酸性は弱まってくるし(Sb2O5,TeO3など),金属元素でも電気陰性度が増してくると酸素との結合はイオン性を減じ,共有性が増してきて塩基性が減り,水に溶けにくくなり,酸性が増す。…

※「塩基性酸化物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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