コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

多形(滲出性)紅斑 たけいしんしゅつせいこうはん Erythema Exsudativum Multiforme

1件 の用語解説(多形(滲出性)紅斑の意味・用語解説を検索)

家庭医学館の解説

たけいしんしゅつせいこうはん【多形(滲出性)紅斑 Erythema Exsudativum Multiforme】

[どんな病気か]
 四肢(しし)、とくに手足に、境界が明瞭(めいりょう)で、ほぼ円形をした鮮紅色の紅斑が左右対称に多数できるものです。紅斑のふちはむくんでやや隆起しており、中央が紫紅色を帯びているため、二重の輪にみえます。多くの場合、かゆみをともないます。原因によっては全身に紅斑を生じたり、発熱をともなうこともあります。
 女性に多くみられ、春秋、とくに春に多く、毎年くり返し生じる人もいます。重症化すると、紅斑の中央が水疱(すいほう)になり、口の中、目、外陰、鼻などの粘膜(ねんまく)にもびらんをともなうようになります。これはスティーブンス・ジョンソン症候群(しょうこうぐん)と呼ばれるもので、入院治療が必要になります。
[原因]
 一種のアレルギー反応です。アレルギーの原因としては、ウイルス、細菌、真菌(しんきん)(かび)などの感染症、薬物、悪性腫瘍(あくせいしゅよう)など、多くのものが知られています。なかでも三大原因といわれるのが単純ヘルペスウイルス、薬、肺炎マイコプラズマです。
[検査と診断]
 特徴ある二重輪の紅斑がからだのどこかにあれば診断がつきます。紅斑の分布も参考になります。原因検査のためにはさまざまの検査が必要になります。必ず皮膚科を受診しましょう。
[治療]
 原因が見つかれば原因を排除する治療を行ないます。ところが、詳細な検査にもかかわらず、約半数が原因不明となります。これもこの病気の特徴です。軽症ならば1~2週間で自然治癒(しぜんちゆ)します。かゆみが強いときは副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンステロイド)軟膏(なんこう)を塗ります。重症の場合はステロイドを服用または点滴します。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

多形(滲出性)紅斑の関連キーワード疣猪四肢何心地何なり不死身プリマドンナ病は気からししこらか・す四肢の故障 (breaking down)四肢衝突 (limb interference)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone