大アラコ古窯跡(読み)おおアラコこようせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大アラコ古窯跡」の意味・わかりやすい解説

大アラコ古窯跡
おおアラコこようせき

愛知県田原市にある窯跡渥美半島の中央部,芦ヶ池そばにある。平安時代末期の陶器窯で,保延2 (1136) 年から久寿2 (1155) 年まで三河国司を務めた藤原顕長の銘のある甕が出土していることで知られる。渥美半島における窯の第1段階に属する窖窯であり,分炎柱を有する。

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