大事無い(読み)ダイジナイ

デジタル大辞泉 「大事無い」の意味・読み・例文・類語

だいじ‐な・い【大事無い】

[形][文]だいじな・し[ク]あまり心配することはない。さしつかえない。たいしたことはない。
「さあ、どんな事するのや知らんが、まずうても―・い」〈鏡花歌行灯
[類語]大丈夫平気安心安全万全・心配無い・支障無い・差し支え無い・無事安泰平安安寧あんねい安穏あんのん小康確実無難無害穏やか平穏平らか温和

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精選版 日本国語大辞典 「大事無い」の意味・読み・例文・類語

だいじ‐な・い【大事無】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]だいじな・し 〘 形容詞ク活用 〙 大事をとる必要がない。たいしたこともない。さしつかえない。かまわない。心配ない。だいじもない。
    1. [初出の実例]「聖人作(をこって)両点、どれも大事ないぞ」(出典:土井本周易抄(1477)一)
    2. 「耳はなふても大事なひ物で御ざるが」(出典:虎明本狂言・宝の槌(室町末‐近世初))

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