精選版 日本国語大辞典 「平気」の意味・読み・例文・類語
へい‐き【平気】
〘名〙
① 病気が回復に向かう気配。
※小右記‐長和四年(1015)六月二五日「日来煩時疫、今暁不覚、个千如、其後有二平気一、今日当七日云々」
③ (形動) 物に動じないこと。平然としていること。無頓着なこと。また、そのさま。
※洒落本・傾城買四十八手(1790)見ぬかれた手「久しひものと云かほ、平気で来り」
④ (形動) 尋常であること。なまやさしいこと。また、そのさま。
※歌舞伎・思花街容性(1784)序幕「ほんまの嘘のと云ふ平気ではない。理を非に抂(ま)げても」
⑤ 旧暦の一年を、各一五日ずつの二十四節気に平分すること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報