万全(読み)バンゼン

デジタル大辞泉 「万全」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ぜん【万全】

[名・形動]少し手落ちのないこと。きわめて完全なこと。また、そのさま。「万全を期する」「万全な(の)備え」「万全な(の)注意を払う」
[類語]完全完璧十全完全無欠満点大丈夫両全金甌きんおう無欠百パーセントパーフェクト全くまった文句なし無傷間然かんぜんする所がない水も漏らさぬ非の打ち所がない模範的象徴的代表的典型的標準的ティピカル模範手本規範モデル典型亀鑑規矩きく規矩きく準縄規則決まり定め規定規律ルールおきて文範見本かがみ範例標本サンプル雛形ひながた書式好例適例スタンダードフォーマット王道師表基準規準り所類型定型様式化スタイルフォーマル公式正則正統正統派正調本式本格的正規正式まっと正道折り紙付き太鼓判を捺すパーフェクト傑出大出来紋切り型腐ってもたい

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精選版 日本国語大辞典 「万全」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ぜん【万全】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 完全で少しの手落ちもないこと。きわめて完全なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「討て出るが万全(バンゼン)の謀と」(出典浄瑠璃神霊矢口渡(1770)二)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐解老〕

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普及版 字通 「万全」の読み・字形・画数・意味

【万全】ばんぜん

万に一失なし。〔韓非子、解老〕(も)しを以て之れを衞(まも)れば、事必ずにして、擧に當らざる無し。則ち之れを寶と謂ふ。

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