無難(読み)ぶなん

精選版 日本国語大辞典「無難」の解説

ぶ‐なん【無難】

〘名〙 (形動)
① 危険のないこと。また、まちがいのないこと。あるいは、そのさま。事。〔運歩色葉(1548)〕
※英政如何(1868)七「若し其品物無難に本国へ到着すれば」
② 非難すべき点がないこと。欠点のないことやそのさま。また、特にすぐれてもいないがとりたてていうほどの欠点もないことやそのさま。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四「入学試験が無難に通りさへすれば」
※陰翳礼讚(1933‐34)〈谷崎潤一郎〉「間接照明を使ってゐる帝国ホテルだけは先づ無難だが」

ぶなん【無難】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「無難」の解説

ぶ‐なん【無難】

[名・形動]
危険のないこと。また、まちがいのないこと。また、そのさま。無事。「無難な日を送る」「貴重品は持って行かないほうが無難だ」
欠点のないこと。特にすぐれているわけではないが、格別の欠点も見当たらないこと。また、そのさま。「無難な歌い方」「無難にまとめた演技」
[類語](1安全無事安泰平安小康安心確実無害大丈夫穏やか平穏平らか温和安寧あんねい安穏あんのん事無しセーフティー無毒/(2ベター増し次善まあまあそこそこまずまずセカンドベスト及第副次的二次的二義的ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的どうにかこうにかどうかこうかどうやらこうやら曲がりなりにもかすかすどうやらなんとかかんとかなんとかようやっとどうにかかろうじて辛くもそれなりやっとやっとこさようやくあやうく危なくまだしもまだえんやらやっとやっとのことでようようすんでのところ間一髪かつがつすんでのことすんでにあわや九死に一生を得るすれすれいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

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