大学入試改革の一環として「思考力・判断力・表現力」を測るため、大学入試センター試験を衣替えして2021年1月に初めて実施された。センター試験と同様、全てマークシート方式で解答する。現行の学習指導要領に合わせ、25年1月の共通テストから教科や科目を再編。それまでの6教科30科目から「情報」を加えた7教科21科目となった。出願手続きはこれまで高校を通じた郵送のやりとりが中心だったが、今回からオンライン化された。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
大学入学志願者を対象に全国一斉に実施される共通の試験。略称は共通テスト。教育再生実行会議(内閣総理大臣の私的諮問機関)の提言を受け、2021年(令和3)に導入された。1979年(昭和54)に始まった大学共通第一次学力試験(共通一次試験)や、大学入試センター試験(1990~2020)の流れを引き継ぎ、マークシート方式の一次試験的性格の濃い入学試験である。実施主体は独立行政法人大学入試センターで、毎年1月中旬の2日間連続で実施される。試験科目は2025年から、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語、情報の7教科21科目となった。従来の6教科30科目のうち、地理歴史、公民、数学、理科の科目を再編し、新たにコンピュータとプロミングなどの「情報Ⅰ」、日本と世界の近現代史を横断的に学ぶ「歴史総合」、主権者としての知識などを問う「公共」などの科目を加えた。受験生は7教科21科目のうち受験する大学が指定する科目を選択する。ほとんどの国立大学の受験では情報を加えた6教科8科目が必要だが、私立大学の受験では3科目の場合が多い。情報が必須(ひっす)となるのは、公立大では4割強、私立大ではわずかな数にとどまる。2024年度には受験者数は約45万、試験会場は全国600か所を超え、共通テストを合否判定に使う大学・短期大学は900校近くに上った。多くの大学が大学入学共通テストと、独自に実施する二次試験の結果を組み合わせて合否を判定する。知識や技能に加えて、読解力や思考力を重視する試験が必要だとする教育再生実行会議の提言などを踏まえ、大学入試センター試験に比べ、図表やグラフなど複数の資料を読み解く問題や長文の問題が増えた。英語の配点は、リーディング(筆記)、リスニングともに100点だが、東京大学、京都大学などはリーディングの比重が高くなるように配点調整している。共通テストの新たな特徴とされた、国語、数学への記述式問題の導入や、英語民間試験の活用は、採点の質や公平性を保てないなどの批判が多く、導入を断念した。
なお、通常、共通テストの実施は1回であるが、新型コロナウイルス感染症(COVID(コビッド)-19)の流行を受け、2021年と2022年には、学業に遅れが出た生徒や新型コロナウイルス感染者向けに、第二日程や追試日程が組まれた。
[矢野 武 2025年1月21日]
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