20世紀日本人名事典 「大西克礼」の解説
大西 克礼
オオニシ ヨシノリ
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
大正・昭和の美学者。東京生まれ。東京大学文学部哲学科で美学を専攻、1913年(大正2)卒業に際し銀時計を受けた。続いて大学院に入学、1922年同大学の講師、1927年(昭和2)助教授に任ぜられ、同年から翌1928年にかけてドイツ、フランス、イタリアへ留学。1929年より文学部の美学美術史第一講座を担任、美学を講じ、1930年文学博士ならびに教授となり、1946年(昭和21)帝国学士院会員、1949年停年退官した。主要著書に『幽玄とあはれ』(1939)、『風雅論』(1940)、『万葉集の自然感情』(1943)などがある。
[永井信一 2016年8月19日]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…このように遍在する各種の美の主要類型を美的範疇ästhetische Kategorienと呼ぶが,美的範疇論においては狭義の美(純粋美)も優美,悲壮,滑稽などと同列に位するものとして扱われる。なお,日本における美的範疇論では〈幽玄〉〈あはれ〉〈さび〉の位置を見定めた大西克礼(よしのり)(《美学》2巻,1959‐60),〈いき〉を解明した九鬼周造(《“いき”の構造》1930)を忘れることはできない。 さて芸術作品には上記のごときもろもろの美が表現されて定かな姿をとるが,そればかりでなく,芸術の本質は芸術家の意図にもとづく新たな美的価値の創造にあり,それゆえ美は芸術美(建築美,音楽美等々)としていっそう多様な充実をみせることになる。…
…だがさかのぼればギリシア語カリスcharisに発する概念ゆえ論者は他にも数多くあり,それら諸説の検討成果を大著《優美の美学》(1933)にまとめたのはバイエRaymond Bayerである。さらにこれをも批判的に詳解して大西克礼は美的範疇論における優美の位置を厳正的確に論じている。【細井 雄介】。…
※「大西克礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新