日本歴史地名大系 「大谷祖」の解説
大谷祖
(東大谷)
おおたにそびよう(ひがしおおたに)
真宗の開祖親鸞の廟所。本尊親鸞像。真宗大谷派に属し、俗に東大谷と称する。
中央に代々伝持の祖師の墓を、左に教如、右に宣如の墓を築造し、いわゆる三基一廟の廟所である。建立年次に関して、「大谷一流諸家分脈系図」は琢如の項に「承応二年洛東大谷祖廟再建」と記し、それ以前の建立で承応二年(一六五三)に再建したように伝える。だが大谷屋敷証文(「粟津家文書」大谷大学蔵)中の、寛文八年三月一三日の遊、別儀依
無
之不
残指上申候ニ付、為
御礼
金子三百両被
下、慥請取忝奉
存候」とあり、さらには
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報