天満大池
てんまおおいけ
稲美町の南中央部に位置する。古代に築かれたと伝える岡大池の後身とみられる。慶長国絵図には岡村の南に大池と記されているが、これが当池と思われる。寛文六年(一六六六)の絵図ならびに裏書(天満大池土地改良区蔵)には蛸草大池とあり、蛸草郷の中・森安・六分一・国安・北山・岡六ヵ村立会の池であった。これらの村々は池郷とも称し、村明細帳によると耕地の七、八割が水田であった。水源は雌岡山(現神戸市西区)からの水を寄せ集めた明石藩領神出(現同上)からの手中流(枯川)筋であるとされる(明和元年「六分一村明細帳」大西家文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
Sponserd by 