太学(読み)たいがく(英語表記)Tai-xue; T`ai-hsüeh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「太学」の解説

太学
たいがく
Tai-xue; T`ai-hsüeh

中国,官吏養成のための最高学府。前武帝のときに首都におかれた。地方から推薦,選抜された学生を教え,試験に合格すれば吏とした。唐代には国子監と並んで貴族子弟の教育を行なったが,宋代になって科挙制度が整備されるとともに,これに押されて衰退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版「太学」の解説

たいがく【太学 tài xué】

中国にあった国立の中央大学。経書にもそのはみえるが,確実な制度としては,漢の武帝が董仲舒(とうちゆうじよ)の献策にもとづいて設置したのにはじまる。博士弟子とよばれた学生は教官五経博士について学び,試験の成績に応じて郎中以下の官に任用された。最初50名であった学生の定員は,後漢代には3万人を上回ったこともあり,学舎も240房,1850室の規模をほこった。学生は政治の動きにきわめて敏感であって,後漢末の太学は清流勢力の一大拠点となった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

緑酒

〘名〙 緑色の酒。よい酒。うまい酒の色としていう。※菅家文草(900頃)五・雨晴対月「緑酒猶催醒後盞、珠簾未レ下暁来鈎」※一高寮歌・嗚呼玉杯に花うけて(1902)〈矢野勘治〉「嗚呼玉杯に花うけて 緑酒...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android