精選版 日本国語大辞典 「太鼓持・幇間」の意味・読み・例文・類語
たいこ‐もち【太鼓持・幇間】
〘名〙
① 太鼓を持つこと。また、その人。
※虎明本狂言・祇園(室町末‐近世初)「にはかに芸道はならぬじゃ程に、太こをもてといふて、太こもちにする」
※仮名草子・元の木阿彌(1680)上「きぬやの与助とて、町がよひにはづれもせぬ、江戸一番のたいこもち、彼を召し連れ御なぐさみあるべし」
③ 人に追従してその歓心を買うもの。太鼓叩き。
※浄瑠璃・兼好法師物見車(1710頃)四季「ぬし有女のたいこ持ついせうづらのむやくし寺」
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