精選版 日本国語大辞典 「失読症」の意味・読み・例文・類語
しつどく‐しょう ‥シャウ【失読症】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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視覚が正常で発語にも支障がないのに、読字(書かれた文字や文章を読んで意味を理解すること)だけが障害された状態。読字不能あるいは視覚性失語症ともいう。書字は正常であることがほとんどであるが、音読の障害が多く認められる。一般に大脳の左角回(かくかい)が後天的に障害されると失読症を起こすとされている。失語性失読とよばれる、失語症の部分症状としての失読、あるいは左頭頂葉の書字言語中枢の破壊により読字と自発書字が障害される失読失書がみられることが多いが、純粋失読もまれにみられる。
失語性失読では音読と読字・読解の障害を同時に伴うが、その一方だけの障害がとくに顕著な場合もある。また、かなと漢字の読みで障害に違いが認められる場合や、文字は理解できても文章は理解できない場合もある。これに対して、純粋失読は視覚失認性失読ともよばれるように、話したり聞いたり文字を書いたりすることはほとんど普通にできるが、読字だけが障害される視覚性失認が顕著に認められる。なお、読字が障害されて読み違いが生じることは錯読という。
[編集部]
(2015-1-27)
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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