「奄美・琉球」

共同通信ニュース用語解説 「「奄美・琉球」」の解説

「奄美・琉球」

鹿児島県奄美大島徳之島、沖縄県の沖縄本島北部と西表島で構成する世界自然遺産候補アマミノクロウサギヤンバルクイナなど多くの固有種がすむ自然環境が特徴で、政府は2018年の登録を目指し、国立公園指定などを準備中。登録されれば、白神山地(青森県秋田県)、屋久島(鹿児島県)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京都)に続く国内5件目の世界自然遺産となる。(北京共同)

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世界遺産詳解 「「奄美・琉球」」の解説

あまみりゅうきゅう【奄美-琉球】

2013年に日本の世界遺産暫定リストに記載され、自然遺産としての登録が検討されている島嶼(とうしょ)。「奄美琉球」は、この地域だけに残された遺存固有種が多く、奄美大島と徳之島に生息するアマミノクロウサギをはじめ、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに掲載されている希少種も生息・生育しており、生物の多様性を保全する重要地域であり、2003年に世界自然遺産の候補地に選ばれた経緯がある。登録エリアは、「北緯24~29度、東経123~130度にかけての南北約850kmに点在する島や海域」とされた。地権者らの同意を得るのが遅れているために島名は明記されていない。しかし、リストの提出を検討したユネスコの世界遺産センターは、「広大すぎる」と指摘し、対象地域の特定を求め、リストへの追加を見送った。政府や鹿児島県などは、具体的な候補地を選定したうえで、国立公園の指定を急ぎ、世界自然遺産への登録を目指している。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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