好女(読み)いいおんな

精選版 日本国語大辞典 「好女」の意味・読み・例文・類語

いい【好】 女(おんな)

  1. 容貌、または気性などのよい女。
    1. [初出の実例]「しかし美女(イイオンナ)泣面(なくかほ)までが可愛らしい」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)二)
  2. 愛人である女性情婦
    1. [初出の実例]「家はいいし、金は何うでもなるし、ああいふ情婦(イイヲンナ)もあるしよ」(出典:一兵卒銃殺(1917)〈田山花袋〉一)

こう‐じょカウヂョ【好女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 容貌の美しい女美人
    1. [初出の実例]「好女係心夜不睡、終霄臥起涙連々」(出典:新撰万葉集(893‐913)上)
  3. 色好みな女。また、遊女売春婦
    1. [初出の実例]「好女はおかしき勤め、或時は人手代職人なを出家衆又は役者、客の品替りてたはふるるをも殊更に嬉しき事なく」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)五)

いい‐おんな‥をんな【好女】

  1. いい(好)女

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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