嫡嗣(読み)チャクシ

デジタル大辞泉 「嫡嗣」の意味・読み・例文・類語

ちゃく‐し【嫡嗣】

嫡出嗣子正妻から生まれた子で家督を継ぐ人。てきし。
宗教芸能などで、流派正統を継ぐ人。てきし。

てき‐し【嫡嗣】

ちゃくし(嫡嗣)

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精選版 日本国語大辞典 「嫡嗣」の意味・読み・例文・類語

ちゃく‐し【嫡嗣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 嫡出の嗣子。正妻の子で家督を継ぐもの。てきし。嫡子
    1. [初出の実例]「魯公者周公之嫡嗣也。隺禹者隺光之長男也」(出典:本朝麗藻(1010か)下・夏日陪於員外端尹文亭同賦泉伝万歳声詩序〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐文公七年〕
  3. 宗教、芸能などでその正統を継ぐもの。流派のあとつぎ
    1. [初出の実例]「葉県の帰省禅師は、臨済の法孫なり、首山の嫡嗣なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)有時)

てき‐し【嫡嗣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てき」は「嫡」の漢音 ) 家督をつぐべき子。また、宗教や芸能などでその正統をつぐもの。ちゃくし。

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普及版 字通 「嫡嗣」の読み・字形・画数・意味

【嫡嗣】てきし・ちやくし

あとつぎ。〔東観漢記、下恵王衍伝〕太子(かう)、頑凶にしてを失ひ、大辟死刑)に陷る。是の後、(かはるがはる)相ひ誣し、今に(いた)るも嗣未だ定まるを知らず。(われ)甚だ之れを傷む。

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