宗賢(読み)しゅうけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宗賢」の解説

宗賢 しゅうけん

1097-1178/84 平安時代後期の僧。
承徳(じょうとく)元年生まれ。真言宗醍醐(だいご)寺の聖賢(しょうけん),高野山東南院の良禅から灌頂(かんじょう)をうける。弁論にすぐれ,覚鑁(かくばん)と対立。仁安(にんあん)元年(1166)高野山検校(けんぎょう)となるが,3年大伝法院方(覚鑁の弟子方)との紛争薩摩(さつま)に流される。翌年ゆるされて帰山。治承(じしょう)2年3月10日/元暦(げんりゃく)元年9月13日死去。82/88歳。紀伊(きい)三谷(和歌山県)出身。字(あざな)は智慶。

宗賢 そうけん

1616-1697 江戸時代前期の画僧
元和(げんな)2年生まれ。京都大徳寺真珠庵住職。狩野安信にまなび,古墨跡の鑑定にもすぐれた。元禄(げんろく)10年5月25日死去。82歳。字(あざな)は普賢

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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