デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宗賢」の解説
宗賢 しゅうけん
承徳(じょうとく)元年生まれ。真言宗。醍醐(だいご)寺の聖賢(しょうけん),高野山東南院の良禅から灌頂(かんじょう)をうける。弁論にすぐれ,覚鑁(かくばん)と対立。仁安(にんあん)元年(1166)高野山検校(けんぎょう)となるが,3年大伝法院方(覚鑁の弟子方)との紛争で薩摩(さつま)に流される。翌年ゆるされて帰山。治承(じしょう)2年3月10日/元暦(げんりゃく)元年9月13日死去。82/88歳。紀伊(きい)三谷(和歌山県)出身。字(あざな)は智慶。