デジタル大辞泉
「定まる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さだま・る【定】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- [ 一 ] 物事が一つの状態に落ち着いて動かないようになる。
- ① 決定する。決まる。
- [初出の実例]「天地の 初めの時ゆ うつそみの 八十伴(やそとも)の緒は 大君に まつろふものと 定(さだまれる) 官(つかさ)にしあれば」(出典:万葉集(8C後)一九・四二一四)
- ② 安定する。落ち着く。治まる。
- [初出の実例]「天(あめ)、先(ま)づ成りて地(つち)後に定(サタマ)る」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓))
- 「かくて世中さだまりけり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)
- ③ 慣例として定着する。一定となっている。
- [初出の実例]「さだまりたる念仏をばさるものにて、法花経など誦せさせ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)御法)
- [ 二 ] 人が一つの状態に落ち着いて動かないようになる。
- ① その位置につく。配偶者となる。
- [初出の実例]「かくやむごとなきかたにさだまり給ひぬるを、ただならずうち思ひけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)藤裏葉)
- 「おくりどのには、つゐにさたまる、みだいどころの御ざなければ」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)二)
- ② 心身が安定する。気持が落ち着く。
- [初出の実例]「世の中といふもの、さのみこそ今も昔もさたまりたること侍らね」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
- 「定らぬ娘のこころ取りしづめ〈芭蕉〉 寝汗のとまる今朝がたの夢〈支考〉」(出典:俳諧・続猿蓑(1698)上)
- ③ 寝しずまる。やすむ。
- [初出の実例]「幽月影顕はれて旅店に人定ぬれば」(出典:海道記(1223頃)市腋より萱津)
- ④ 生まれる前から決まっている。運命づけられている。
- [初出の実例]「よしよしかかる恋路もさだまる種なり」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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