寝首を掻く(読み)ネクビヲカク

デジタル大辞泉 「寝首を掻く」の意味・読み・例文・類語

寝首ねくび・く

眠っているところを襲って、首を切り取る。「敵将の―・く」
人の油断に乗じて、卑劣なはかりごとで陥れる。「同業者に―・かれる」
[類語]欺く騙す騙し込む騙くらかすごまかす偽るたばかるかたたぶらかすはぐらかす化かす担ぐ陥れる引っ掛ける出し抜く欺瞞瞞着まんちゃく一杯食わす罠に掛けるぺてんに掛ける背負い投げを食う足をすくう鼻を明かす裏をかく裏の裏を行く

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精選版 日本国語大辞典 「寝首を掻く」の意味・読み・例文・類語

ねくび【寝首】 を 掻(か)

  1. 眠っている人を襲って、その首を切り取る。また、卑怯な計略を用いて、相手をおとしいれる。
    1. [初出の実例]「金銀拵の刀・脇指は味方に寝首をかかるると云」(出典:雑兵物語(1683頃)上)
    2. 「親のねくびまでかかんとせし悪人なれ共」(出典:浮世草子・日本新永代蔵(1713)二)

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